債権譲渡

「債権譲渡(さいけんじょうと)」とは,債権者が債権を債権者以外へ譲り渡すことです。
(そのまんまですが。)

通常、債権は自由に譲渡することができます。
債権譲渡は,債権者(譲渡人)と譲受人との間の合意によって行われるので,債務者の関与を必要としません。
つまり,あなたが誰かからお金を借りている場合,債権者があなたに対する債権を譲り渡せば,あなたの意思とは関係なく,あなたがお金を返す相手は変わるということです。
(ただし,債権譲渡禁止の合意をしていれば,勝手に債権を譲渡することはできません。)

しかし,債権譲渡を債務者その他の第三者に主張するには,債権譲渡したことを債務者に通知するか,債務者が承諾しなければなりません。
(つまり、知らないうちにお金を返す相手が変わっていたとしても、通知があるまでは、元の相手にお金を返せばいいということになります。)

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