「遺言」は,一般的には「ゆいごん」読みますが,法律用語では「いごん」と読むことが多いと思います
遺言は,自分が死亡したときに自分の財産をどのように相続・処分させるかについて,遺言者が生前に意思表示をする制度です。

遺言には,

  • 「自筆証書遺言(じひつしょうしょいごん)」
  • 「公正証書遺言(こうせいしょうしょいごん)」
  • 「秘密証書遺言(ひみつしょうしょいごん)」

などいくつかの方式がありますが,それぞれの方式は法律でその形式が厳格に定められていて,その形式に従わなければ法的効力を生じません

例えば,

  • 自筆証書遺言では,全文・日付・氏名を全て自分で書いて,印鑑を押す必要があり,日付が欠けている,文章が印刷であるなどの場合は,効力を生じません。
  • 文書の形式による遺言しか認められておらず,ビデオなどで録画しても法的な効力は認められません。

遺言は,遺言者がいつでも取り消す(撤回する)ことができ,何度でも作成することができます
前の遺言を撤回せずに新しい遺言を作成したときは,その抵触する(矛盾する)部分については,前の遺言を撤回したことになります。