民事訴訟(裁判)を起こされた場合,被告は,訴状に書かれた原告の主張に対して,答弁書(訴状に対して,被告が最初に提出する書面)または準備書面で被告の言い分を明らかにする必要があります。

被告が原告の主張する請求の原因となった事実のうち,どの部分を認め,どの部分を否定するのかを請求原因に対する「認否(にんぴ)」と言います

民事訴訟では,争いがない事実については,その事実があったこととして扱うので,被告が請求原因事実の全てを認めれば,原告の請求は認められることになります

それに対して,被告が請求原因の一部を否定(否認(ひにん)といいます)した場合には,原告は否認された請求原因事実について,証拠などによって立証することになります

このように,請求原因に対する認否は,その後の裁判で何を行うかを決めるために重要なことです
そのため,被告は,最初の段階で認否を明らかにする必要があるのです。