「弁論準備手続(べんろんじゅんびてつづき)」とは,口頭弁論以外で争点整理などを行うための手続です

口頭弁論の項で説明したとおり,弁護士が代理人についている場合は,ほとんどの手続は弁論準備手続で進められ,口頭弁論を行うのは第1回と最後(尋問,判決のとき)だけというのが普通です。

ただし,当事者の片方に弁護士が代理人としてついていても,もう一方の当事者に弁護士が代理人としてついていない場合には,口頭弁論のままで進められることが多い気がします。

弁論準備手続の良いところのひとつは,電話会議で行うことができることです

例えば,当事者の一方が福岡,もう一方が東京という場合,毎回両当事者が裁判所に出頭する必要があるとなると,裁判所から遠い方の当事者は大変です。
(福岡の裁判所で手続を行うとすれば,東京の当事者は毎回東京から福岡まで来る必要があり交通費も時間も馬鹿になりません。)

弁論準備手続を電話会議で行うのであれば,裁判所から遠い方の当事者は,わざわざ裁判所まで出頭せずに手続を進めることができます
そうすれば,裁判所へ出頭する必要があるのは,第1回の口頭弁論期日と尋問期日だけですむことになり,時間も費用も節約できます。
(第1回期日は出頭せずに擬制陳述にすれば,尋問期日だけですむこともあります。)