「少額訴訟(しょうがくそしょう)」とは,60万円以下の金銭支払を請求する場合に利用できる,簡易な裁判手続です

少額訴訟の特徴は次の通りです。

  • 原則として1回の期日だけで審理を終えて判決します。
  • 証拠や証人は審理の期日にその場ですぐに調べることができるものに限られます。
  • 被告から申立てがあれば,通常の訴訟へ移行します。
  • 判決の送達から2週間以内に異議が申し立てられた場合も,通常訴訟に移行します。
  • 被告が行方不明の場合(公示送達が必要な場合)にも,通常訴訟に移行します。

したがって,少額訴訟は,請求する金額が比較的小さく,被告からの反論があまりないと予想される事案に向いています
(複雑であったり,被告が異議を申し立てるなどが予想される場合は,最初から通常の訴訟を申し立てた方が良いということになります。)

少額訴訟は,濫用を防ぐために,同じ簡易裁判所での利用回数は1年に10回までと制限されています。